九文小中学校では、１２月９日からの一週間を「人権週間」と設定しています。人権週間のスタートにあたり、中学校では合同道徳を行いました。

テーマは「言葉」。小学校で学んで「ちくちく言葉」「ふわふわ言葉」を想起することから始めました。「『ちくちく言葉』は使わない、『ふわふわ言葉』を大いに使おう、と小学校でも学んだ」と異口同音に述べます。しかし、中学生になってからも学んだことを実践しているかと尋ねると、「していない」の声が多数挙がりました。続けて、「大切だとわかっているのに、実践しないのはなぜか」ということを考えました。成長段階（思春期）ならではの理由が具体的に挙げられました。

最後の発問は「他者との関わりの中で、これからどのように言葉を使っていくか」。「相手を思いやる」、「時と場、目的を考える」、「伝わる言葉を選択する」など、一人一人に考えを共有し、授業を終えました。

自ら考え、気付き、日常の中の実践を通して深める。そのようにして、自他の人権を尊重する思いを確かなものにしていきます。