７月１４日に元警察官で事務職員の先生より、警察という職業について講話をいただきました。わかりやすく「警察って何？」という説明から始まり、経験された事件や案件を紹介されました。それらは強盗殺人から家にネズミが出たというものまで多岐に渡りました。共通する使命は、「全て個人の生命や身体を守るため」ということでした。

仕事とは、自分に課された｢責務｣について自問し、｢人として何ができるか、何をすべきか｣を考えるものだというお話を通して、「被害者の心のケアが警察官の大事な仕事の一つであることを深く理解した」という生徒の感想がありました。

命の危険があるのにどうしてこの仕事を頑張れるのかという生徒の疑問を解消してくださる内容が多くありました。警察官の仕事には家族との時間が少ないが、どんな仕事にもデメリットは必ずある。そこに目を向けるのではなく、人を守り、人のために働いているという肯定的な考えが必要だという、講師の仕事に対する誇りを感じることができました。

仕事に就いた後にも前向きな気持ちから日本および海外での研修を受けるなど勉強を続け、素晴らしい経験をされたお話を聞き、「勉強の大切さがわかった」「勉強する」などの考えを持った生徒が何人もいました。なぜ学ぶのかということも教えていただいた貴重な時間でした。