キャリア学習の第３回目は、助産師として、いのちの現場で働いていらっしゃる山口様に足を運んでいただき、助産師の仕事内容ややりがい、生命について話をしていただきました。看護の仕事を志している生徒も多く、興味をもって話を聴いていました。

まず、生徒に手渡されたのは一枚の折り紙。「この中に、生命のはじまりがあるので見つけてください。」と言われると、生徒は折り紙をまじまじと見始めました。その折り紙には、針で開けた０.１ｍｍの穴がありました。「その穴の大きさが生命の始まりです。」と言われると、生徒は驚いた声をあげ、折り紙を天にかざして、もう一度、穴を探していました。

それから、１か月から１０か月の実際の大きさ、重さをした赤ちゃんの人形を抱っこしながら、生命の重みを感じました。また、赤ちゃんは母とどのようにつながっているのか、おなかの中でどう過ごしているのかなどを実際のエコー写真を見ながら、詳しく話していただきました。男子を中心に、妊婦体験も行いました。常に体が重い状態であることを知った生徒は、妊婦の大変さを理解することができたようです。

いのちの講話を終えての振り返りシートは、保護者の方への感謝などで溢れていました。他にも、母の大変さやすごさ、赤ちゃんの生命力、新しい生命が生まれてくることのすばらしさを改めて感じることができた生徒は、これから自分のことも周りの命も大切にして過ごしていきたいと話していました。